そういえば、台湾の奨学金について書いたことがなかったので今日は自分が貰っている奨学金について。
去年の今頃(4月終わり)は毎日仕事から帰っては、奨学金の内定通知が届いてないかドキドキしながらポストを見る日が続いてました。
なので今日は奨学金の申請、その後の流れなどについて書きました。
自分が受けたのは「華語文奨学金」というもの。
台湾の「台湾教育部」という機関が運営している奨学金で、最長1年、月に2万5千元(約9万円)が貰えます。
返済の必要はなし。
※テストの点数が平均して80点以上、TOCFLを受ける、などしっかり勉強しなさいという制約がちょっとあります。
日本にある台北駐日経済文化代表処(大使館の役割)という機関が毎年2月頃に募集を開始しています。
ちなみにこの台湾教育部が募集している奨学金には2種類あって、
①「教育部台湾奨学金」(台湾の大学に通う人)
②「教育部華語文奨学金」(台湾の語学学校に行く人)
に分かれていて、自分の奨学金は②の語学学校の方です。
と言っても台湾の語学学校は大学がやってることがほとんどです。
(奨学金受給者は指定の語学学校を受講する必要があります。)
いろんな細かい規定があるので、それは毎年発表される募集要項を見て見てください。
18歳以上の台湾籍以外の人であれば、何歳でも受けれます。
ただ、提出書類が結構複雑で準備、作成するのに1ヶ月以上かかりました。
で、今日はその提出と日程について。
奨学金の書類を作成するにあたり、ネットで色々と調べたんですが書いてる人があまりいなかったので苦労しました。
奨学金のホームページにもQ&Aみたいなことはあるのですが、分からないこともたくさん。
ので、今日はその辺についても書こうかなと。
募集開始
自分の時は2月の初めに募集が始まり、提出期限は3月末の平日だったと思います。
ただ、仕事をしながら書類を集めたり、書いたりしてたので相当時間がかかりました。
早めに(募集以前から)作成するのがベストだと思います。
自分は提出が3月20日とかだったかな。
かなり遅くに提出しました。
※2月初めにここに募集要項が載ると思います。
募集人数
自分が受けた2018年の「教育部華語文奨学金」は12名だったと思いますが、2019年は14名でした。
倍率は確か5倍とかだったと思いますが、年々受ける人は増えてるような気もします。
提出書類
これ、めちゃくちゃあります。笑
①奨学金申請書(ダウンロード)
②奨学金承諾書(ダウンロード)
③学習計画書
3000字を標準とし、志望する大学名、留学志望の理由、留学中の具体的な学習計画、帰国後の計画を詳細に記載すること。
と、書かれていますが、これが一番苦労しました。
めちゃくちゃ時間かかりました。
※ちなみに自分は3300字くらい書きました。
まずは自分の生い立ち。
学生時代に頑張ったことや、勉強したこと。
自分は小学校からずっとサッカー部で全国大会に行ったこと、高校時代はキャプテンをしていたのでそのことを。
その後は世界中を旅したこと、姉が台湾に留学していたことなども結びつけて書きました。
そのあとは動機、留学の理由を書き、台湾の住みやすさ、その後は実際台湾での勉強計画、学校(師範大学)を選んだ理由、最後に帰国後にしたいことを明確に書きました。
今これを書くにあたり、もう一度読み返してるんですがよく出来てました。笑
ちなみに一番参考にしたサイトです。
この方のサイトは神でした。
ただ、まさかの現在はサイトが見れず。。
④台湾の大学に入学申請した書類
これ、師範大学に申請した書類のコピーを出しました。
⑤最終出身校(高校、もしくは大学)の全学年日本語成績証明書の写し(認証された英語の訳文を添付したもの)
学校から取り寄せました。
成績証明書は開封厳禁と書かれていましたが、開けて提出。
というより、台北駐日経済文化代表処で認証してもらうために開封して認証、そしてそれを提出という流れでした。
※台北駐日経済文化代表処は分処が各地にあるので、もしかしたら東京に行かなくても良いのかも。
自分は東京に住んでたため、東京でしたが、何回か通いました。
(結構冷たくてびっくりします。笑)
⑥最終出身校(高校、もしくは大学)の卒業証明書。(認証された英語の訳文を添付したもの)
⑦推薦状
これは2通だったかな。
消防士の時の上司と、学校の教授に書いてもらいました。
一応、一通り自分で書いて後は見てもらい、サインを貰う、という流れ。
ただ、教授の方は時間をかけていろいろ手直しして頂きました。
※原則的に中国語で作成、その他の言語は日本語でも可能。
と書かれてあるので、自分は中国語と日本語両方で出しました。
(姉に翻訳してもらい、知り合いの日本語を教えている台湾人の方に最終的にチェック。)
見る方は日本人もおられるようなのでどちらも出しましたが、2種類の言語での提出とは書かれてないし、こればかりはどちらが良いか分かりません。
最後に直筆のサインを書いてもらいました。
⑧パスポートの写し
⑨返信用の封筒と切手
これが提出する書類です。
もう作成するのにめちゃくちゃ疲れました。笑
全部で丸々1ヶ月。
成績証明書や推薦状を送ったり、送ってもらったりとしてたので全部で1ヶ月半くらいはかかりました。
後はネットで調べまくりました。
認証のことから学習計画書のこと、封筒の書き方から閉じ方、何から何までずっと調べてたのを覚えてます。
なので奨学金のことを書いてるブログは非常に助かりました。
で、ここからは提出した後の流れ。
自分の奨学金は「教育部華語分奨学金」なので、それについての流れです。
◎3月末までに提出。
ネットで調べると合格者だけ4月の末に内定通知書が送られてくる。
※これ、自分が受けた年(2018年)はまさかの不合格の方にも送られてきてるようでした。
自分はそうとも知らず、ハガキが来た時点でめっちゃ喜んでました。
今思うと落ちてたら。。。
◎内定通知を受け取る
で、内定通知が届いたのは4月29日の日曜日でした。
この数日間は毎日仕事終わりにドキドキしながらポストを開けてたのを覚えてます。
ただ、その辺りからゴールデンウィークが始まるので平日には来るだろうと思ってたのがまさかの何も届かず。。
諦めかけてたらまさかの日曜日に届きました。
で、夜中だったので不在通知を持って24時間開いてる郵便局へ持って行き、受け取ってすぐに開封。
泣きそうになりました。笑
※ちなみに数年前には5月10日に届いた方もいらっしゃいました。
(手続きのミスから?)
◎会社に報告。
◎台湾の準備。
学校は9月からだったので、この時点で残り4ヶ月。
お金も奨学金だけだと足りないのでギリギリまで必死に働きました。
後は内定を頂いたけど、本当に正式な合格通知が来るのかもちょっとだけ不安でした。
そこから期日までに正式な師範大学の入学許可証を提出。
後は再び合格通知が来るのを待つだけでした。
◎合格通知を受け取る
で、なんと7月13日に正式な合格通知が送られてきました。
一安心。
そこには7月28日に白金台にある台北駐日経済文化代表処で奨学金の説明会があるとのことでした。
◎奨学金の説明会
で、当日。
一応服装の指定がなかったためスーツで行きましたが、スーツじゃない人の方が多かったかも。
あと、弁当出ます!
ちなみにみなさん、自分と違ってしっかりした人が多かったです。
自分、ちょっと浮いてましたもん。笑
当日は奨学金の説明、ビザ、台湾での生活について、また経験者への質問もありました。
一番多かったのがビザの質問かな?
ただ、奨学金を持ってる人は最初から「居留証」(台湾に住んでますよ証明書)をもらえるので、日本で居留証の申請(健康診査とかなかなか大変)をして、台湾に入国後に移民所で居留証を貰う、という形になります。
この居留証、あるとなかなか便利で、携帯の契約、美術館などの割引、免許の取得。
とにかくあるといろいろ便利です!
奨学金がない人は6ヶ月目に申請可能らしいです。
師範大学の場合。
台湾に行ったらすぐに居留証を持って移民所に行きましょう。
奨学金の受け取りに郵便局の開設が必要なので、居留証が必要です。
ただ、移民所に行ってその10日後くらいにカードが貰えるので、なるべく早めに行くことをお勧めします。
ネットでは成績証明書とか必要とか書いてましたが、まだ学校が始まってないので必要なし。
他に必要なものは。。。
忘れました、すみません!
と、思ったらブログに書いてました!笑
良かったら!
◎8月末に台湾へ出発!
という流れです。
こんな感じで書きましたが、いろいろ忘れてる。。
とにかく大変だったことを覚えています。
ただ、奨学金があるのとないのとでは全然違うので、受ける方、頑張ってください!
質問があればなんでもしてくださいね。